誕生月占い
生まれた月には、その季節の光や空気が残るとされています。星座とは別の、年のどこに生まれたかという読みです。
生まれた季節を、読みに置き換えています
あなたの生まれた月は
誕生月占いは、生まれた季節の気配や一年のどこに生まれたかから人となりを読む親しみやすい占いで、月の下旬で切り替わる星座占いとは区分の仕方が異なります。
1月生まれ — 寒さの中で灯を守る人
1月に生まれた方は、一年でいちばん空気の澄んだ、そして冷たい時期に最初の呼吸をしたことになります。冷えた朝に窓を開けたときの、あの張りつめた静けさを体のどこかで覚えているような落ち着きがあるとされています。にぎやかに笑っている場でも、心の芯のところは冷静で、場の温度をひとつ下から支えている。だから頼られやすいのに、自分が誰かに寄りかかる練習はあまりしてこなかった方が多いようです。雪の下で根が伸びるように、目に見えない時期の努力を人に見せないところがあり、成果だけがある日ふいに表に出ます。年の始まりに生まれたぶん、区切りや約束を大事にする感覚が強く、いい加減に流れていく場に長くいると、理由の説明しづらい疲れが出る、という読みもできます。
人を想うとき、まず自分の中で温度を確かめてから動く方が多いようです。気持ちが動いた瞬間より、その人がいない夜に部屋が少し広く感じたときに、はじめて自分の想いに気づく。そうやって確かめたぶん、一度決めた相手には長く誠実でいられます。ただ、寒い時期に灯を守る人らしく、相手にも同じ温度を求めてしまい、返信の間や言葉の少なさを冷たさと受け取って、ひとりで距離を測り直してしまうことがあるようです。想いを口にするのが遅いだけで、想っていないわけではない。そのことを相手が知っているかどうかで、関係の続き方が変わってくるとされています。
同じ冬の底を分け合う2月生まれとは、寒い時期の黙り方が似ていて、沈黙が気まずくなりにくいとされます。季節が真向かいになる7月生まれとは、あちらの明るさが張りつめた芯を外からほどいてくれる、という読みができます。
1月の日は、雪を溶かすには足りないのに少しずつ長くなります。頼られる側に立ち続けてきた方が寄りかかり方を覚えないのも、そういう伸び方をした年月です。
2月生まれ — 余寒のなかで春を待つ人
暦の上では春なのに、吹く風はまだ冬のまま。2月は、その食い違いの中にある月です。この時期に生まれた方には、まわりがまだ気づいていない変化を先に感じ取る感度があるとされ、職場でも家でも「なんとなく空気が変わった」と最初に気づくのは、この月に生まれた方であることが多いようです。梅がほころぶ前の枝のように、外からは何も起きていないように見えて、内側では静かに準備が進んでいます。そのぶん動き出すまでの間が長く、まわりから迷ってばかりに見られることがありますが、実際には決めていないのではなく、時期を待っています。日が少しずつ伸びていくのを毎日確かめるような、小さな変化を喜べる目を持っている方です。手帳の余白に、まだ誰にも言っていない予定を書いておく癖のある方も多いようです。
想いを打ち明ける前に、相手の機嫌や体調まで見てしまうところがあるようです。伝えたい言葉を何度も書き直して、結局送らないまま朝になっていた、という夜を知っている方が多いかもしれません。押しの強さで関係を進めるより、同じ時間を重ねるなかで自然に隣にいるようになる縁のほうが向いているとされます。冷たくされたわけでもないのに、少しの空白で心が凍えやすいので、言葉にして示してくれる相手といるときに、ようやくのびのびと想いを出せるようです。
冬の底を先に歩いた1月生まれは、待つ時間の長さを分かってくれる相手だとされます。夏から秋へ移る9月生まれとは、季節の変わり目に生まれた者どうし、変化の気配を同じ速さで受け取れる、と読まれます。月は縁の入口の話です。
日の落ちる時刻が先週より遅いことに、通りの同じ角で気づく。2月生まれの方が変化を早く受け取るのは、その小さな確かめを毎年繰り返してきたからです。
3月生まれ — 風の強い季節に旅立つ人
3月に生まれた方は、卒業や異動が重なる、別れと出発が同じ月に同居する季節に生まれています。うれしさと寂しさを同時に持てるところがあり、笑いながら少し泣きそうな顔をしていると言われたことがあるかもしれません。人の感情の細かい濃淡を受け取る力が強く、その場でいちばん元気のない人に自然と声をかけているようです。ただ、受け取ったものを持ち帰ってしまう癖があり、家に着いてから他人の言葉を何度も巻き戻して眠れなくなる夜があります。三月の風のように向きが変わるのが早く、決めたことをあっさり手放せる柔らかさもあり、それは飽きっぽさではなく、合わないものを持ち続けない身のこなしだと読まれます。夜に窓を開けると冷たさの中に土の匂いが混じるように、寂しさの中にも次の気配を見つけられる方です。
相手の気持ちを察するのが早いぶん、まだ言われていないことにまで先回りして応えてしまうところがあるようです。尽くしているつもりはなく、そうするのが自然なだけなのに、気づくと自分の望みだけが後回しになっている。花冷えの日に薄着で出てしまうように、無理をしている自覚が薄い方です。想いを受け取るのが上手な相手といるときだけ、ようやく自分の側の願いを口にできるとされています。うまくいかなかった縁が多くても、それは選び直せる強さの記録のようです。
春の風がそのまま雨に変わっていく6月生まれとは、湿った空気を分け合うような静かな縁になりやすいとされます。花の季節と実りの季節、向かい合う位置にある10月生まれとは、移ろいを惜しむ感覚が近い、と読まれます。
他人の言葉が家までついてくるのは、抱え込む癖というより、受け取る網の目が細かいだけのことです。3月の風が土の匂いを混ぜて運ぶのと、仕組みは同じです。
4月生まれ — 新しい教室の空気を吸う人
教室も職場も人が入れ替わり、名札と自己紹介ばかりが続く。4月は、そういう始まりだらけの月です。この月に生まれた方は、知らない場所へ入っていくときの緊張より、そこで交わした最初のひと言のほうを覚えていることが多く、初対面の場の空気を先に軽くする役を、いつのまにか引き受けているようです。桜が咲いてすぐ散るように、勢いよく始めて早い段階で見切りをつける身軽さがあり、それを飽き性と呼ばれることもありますが、実際には合わないものに時間を貸さないだけだと読まれます。始めるのは得意でも、途中の平坦なところで急に力が抜けることがあり、そこを誰かと並んで歩けると景色が変わるとされています。出会った人の名前と、その人が最初に見せた表情をよく覚えている方でもあります。
好意を持つと態度に出るほうで、隠しているつもりでも声の調子で気づかれているようです。まっすぐさは相手を安心させますが、返ってくる反応が薄いと、自分の気持ちのほうが先に冷めてしまうことがあります。散る花を惜しむより次の季節を見にいく身軽さがあるからで、それは薄情ではなく、待つのが苦しい人の防ぎ方のようです。急がずに応えてくれる相手と過ごすうちに、はじめてゆっくり深まる関係を知る、という読みができます。
季節が真向かいにある10月生まれとは、始める力と見極める目が補い合うとされます。すぐ隣の5月生まれとは、同じ新しい季節の空気を吸ったぶん歩調が合いやすく、平坦な道も一緒に歩ける、と読まれます。相性は目安のひとつです。
4月の光は、まだ誰も座っていない席にも同じように差すもので、初対面の場を先に軽くしてしまう身のこなしも、その分け隔てのなさによく似た形をしています。
5月生まれ — 風薫る日の内側にいる人
5月に生まれた方は、一年でいちばん外の空気が気持ちよく、光のやわらかい時期に生まれています。人といるときの居心地のつくり方が上手で、場をあたためる役を自然にこなすようです。ただ、五月晴れの明るさの裏に連休明けのだるさがあるように、外で機嫌よくしていたぶんの疲れが、家に帰ってからまとめて出る方が多いとされています。新緑がひと息に伸びるように、好きなものに対しては伸びが早く、興味を持った分野で短い期間に人並み以上まで進むところがあります。感覚が細やかで、肌ざわりや香り、部屋への光の入り方まで気になる方が多く、その好みは我がままではなく、心を保つための条件のようです。休みの日の予定を人のために空けておきながら、当日は静かな喫茶店にひとりでいたくなる、という日もあるようです。
想う人ができると、その人の生活のなかに自然と居場所をつくるのが上手で、一緒にいる時間が心地よいと言われることが多いようです。そのぶん、相手の機嫌が悪い日は自分のせいのように感じてしまい、必要のない気配りで疲れてしまうことがあります。会う約束のない週が続くと不安が育ちやすいので、頻度そのものよりも、連絡が途切れない安心を返してくれる相手といるときに、いちばん穏やかでいられるとされています。相手の弱っている日をいち早く見つけられるのも、この月に生まれた方の力とされています。
ひとつ前の4月生まれとは、新しい季節の入口を分け合った者どうし、言葉にしなくても速さが合うとされます。新緑と落葉、向かい合う季節の11月生まれとは、明るさと静けさが互いの足りない分を埋める、と読まれます。
好きになったものだけが人より早く形を持つので、努力の跡は外から見えません。5月の新緑も、厚みを増している最中の音は誰にも聞こえません。
6月生まれ — 雨の音を聞き分ける人
窓の外はずっと雨で、洗濯物も予定も部屋の中に留まる。6月に生まれた方は、その閉じた時間の長い季節を出発点に持っています。外へ出ていく力よりも、内側でものを考え続ける力を持つとされ、ひとつのことを何日も静かに反芻できる粘りがあります。雨の音に強弱があるのを聞き分けるように、人の言葉の裏にある小さな違いに気づくところがあり、その気づきを口に出さないまま抱えていることが多いようです。湿った空気の日は気分も重くなりやすく、体調と心の連動がはっきり出る方が多いとされます。晴れる日を待つのではなく、雨の日の過ごし方を知っているのがこの月の強さで、うまくいかない時期にいちばん頼りになる、という読みもできます。傘を持たずに出た日に降られても、慌てずに軒下で雨を眺めていられる落ち着きがあります。
想いを言葉にするより、相手の好きなものを覚えておく形で示すことが多いようです。伝わっているかどうかを確かめるのが苦手で、確かめないまま不安だけが降り続く夜があります。雨のやむのを待つように相手の出方を待ってしまうところがあり、待つ時間の長さに耐えているうちに、想いが静かに深くなっていく。言葉で確かめてくれる相手といるとき、その深さがようやく相手にも見えるようになるとされています。静かに続く関係のなかで、相手の何気ない癖まで覚えているのが、この月の愛し方のようです。
春の風から雨へ、季節がつながる3月生まれとは、静けさの質が似ていて沈黙が気まずくなりません。雨の季節と灯りの季節、真向かいに立つ12月生まれとは、こもりがちな時間を外へ連れ出してもらえる、と読まれます。
洗濯物の乾かない部屋で、同じ一行を何度も読み返している時間があります。6月の雨は途中でやまないので、考えを最後まで持っていく癖がその季節につきます。
7月生まれ — 開け放した窓のそばにいる人
7月に生まれた方は、夏がはじまって日がいちばん長い、明るさの伸びていく時期に生まれています。感情の出し方が率直で、うれしいときにうれしいと言える人だと思われているようです。実際には気を遣っている量も多いのですが、それを暗い顔で見せないところが、この月に生まれた方の強さとされています。夕暮れが長く続くように、一日の終わりをすぐには閉じられず、夜更けまで灯りをつけたまま考えごとをしている方が多いようです。開け放した窓のように人を招き入れるのが上手で、気づけば相談ごとが集まってくる。そのわりに、自分の弱いところは最後まで見せない、という読みもできます。蝉の声が満ちる昼と、風の抜ける夜の両方を持っていて、人前の顔とひとりの顔の差が大きい方だとされています。
好意を伝えるのに時間をかけないほうで、相手にとっては分かりやすく安心できる存在のようです。そのぶん、想いが強く出る時期と、急に静かになる時期の差があり、相手を戸惑わせることがあります。暑さのいちばん高いところの前に一度雨が来るように、気持ちが盛り上がったあとで、自分でも説明のつかない引き際が訪れる方が多いとされます。その揺れを責めずに、戻ってくるのを待ってくれる相手との縁が、長く続きやすいようです。
季節が真向かいの1月生まれとは、外へ開く力と内で守る力が噛み合うとされます。夏の盛りを分け合う隣の8月生まれとは、熱の出し方が似ていて、勢いのあとの静かな時間まで一緒に過ごせる、と読まれます。決めるのはふたりです。
7月は日が落ちてからも、空の端がしばらく明るさを残します。にぎやかな側と静かな側がどちらも濃く出るのは、その中間の時間を長く持つ季節の生まれだからです。
8月生まれ — 夕立のあとの静けさを知る人
昼のあいだは焼けるように暑くて、夕方に一度だけ激しい雨が落ちる。8月は、その落差の月です。この月に生まれた方は感情の振れが大きいと言われることがありますが、正しくは、出し切ったあとに静けさが戻るのが早い方です。言い合いになっても、翌朝には自分から普段どおりの声をかけられる。その切り替えの速さに、まわりが助けられているところがあります。強い日差しの下では影も濃くなるように、明るく見られているぶん、疲れや落ち込みを人に見せる場所がなく、ひとりの帰り道でだけ黙り込む方が多いようです。盆の頃の、街が急に静かになる時間帯の感覚を持っていて、にぎやかさの中でふと遠くを見ることがある、という読みもできます。
想う人ができると惜しみなく力を注ぐほうで、相手にとっては忘れがたい熱さのようです。ただ、注いだぶんの反応が返ってこないと、静かに損なわれた気持ちになり、それを言わないまま距離を取ってしまうことがあります。夕立のように一度こぼしてしまえば楽になるのに、こぼす場所を選びすぎるところがあるようです。ぶつかることを恐れない相手といるとき、この月に生まれた方の愛情はいちばん素直に届くとされています。季節が変わっても、その年の夏に想った人のことを長く覚えている方が多いようです。
夏の盛りを分け合う7月生まれとは、熱の高さが近く、言い合っても翌朝には元に戻れるとされます。夏の終わりから冬へ、色の減っていく季節に生まれた11月生まれとは、こちらの熱を静かに受け止めてもらえる、と読まれます。
濡れた道路から湯気が上がる夕方に、人より少し長く空を見ている。8月の生まれの静けさは、にぎやかな時間の中ではなく、その数分のほうに置かれています。
9月生まれ — 夜が涼しくなる頃に立つ人
9月に生まれた方は、まだ昼は暑いのに夜だけ先に涼しくなる、入れ替わりの季節に生まれています。切り替えの上手さがあり、慌ただしい場でも自分の手順を崩さず、周囲が浮き足立つほど落ち着いて見えるようです。虫の音が聞こえはじめる夜のように、静かになった時間に思考がよく働く方が多く、大事な判断を夜のうちに済ませているところがあります。整えることに向いていて、散らかった話を人に分かる形に直す役を、自然と引き受けているようです。ただし整えられないもの、たとえば人の気持ちや答えの出ない関係の前では手が止まりやすく、そこだけは季節の変わり目のように体調に出る、という読みもできます。衣替えの日に、今年は着ないと決めた服をためらいなく分けられる潔さもあるとされています。
相手を見る目が細かく、好きになるほど考え込んでしまうところがあるようです。言葉の選び方、返事の間、会う約束の決め方。ひとつずつ確かめて安心したいのに、確かめるほど分からなくなる相手にいちばん惹かれてしまう、というかたちを繰り返す方が多いとされます。涼しくなった夜に窓を閉めるように、傷つく前に静かに閉じるのが上手で、それは冷たさではなく守り方です。理由を言葉にしてくれる相手といるとき、閉じずにいられるようです。
同じく季節の境目に生まれた2月生まれとは、変化を感じ取る速さが近く、説明のいらない安心があるとされます。秋から年の暮れへ続く12月生まれとは、締めくくり方の呼吸が合い、曖昧なまま置かれずに済む、と読まれます。
生まれた月から読めるのは判断のよく進む時間帯までで、9月の夜がどれだけ涼しくなっても、答えの出ない相手のことだけは、その涼しさでは片づきません。
10月生まれ — 澄んだ空気に輪郭を見る人
空気が澄んで、遠くの建物の輪郭まではっきり見える朝がある。10月に生まれた方は、その見え方の季節を持っています。ものごとの形を正確に見る目があり、場の力関係や、言われていない本音の位置まで見えてしまうところがあるようです。見えるからこそ角が立たないように整える癖がつき、まわりからは穏やかで釣り合いの取れた方だと思われています。金木犀の香りがどこから来るのか探してしまうように、気になったことを放っておけない性分で、調べはじめると深いところまで進みます。美しいもの、整ったものへの反応が強く、雑に扱われる場にいると理由の説明しづらい疲れが出るようです。日の暮れるのが早くなる時期に生まれたぶん、時間の使い方にも敏感で、意味の薄い集まりからは早めに席を立つ方が多いとされています。
相手を立てるのが上手で、一緒にいると心地よいと言われることが多いようです。ただ、整えるほうへ手が動くぶん、自分の望みを言う機会を逃しやすく、我慢していた分があとから小さな不満として出てくることがあります。空が高くなるほど夜が早く来るように、穏やかな時間のあとにふいに寂しさが差すところがあり、その寂しさは相手のせいではないのに、相手に確かめたくなる。望みを口にしても関係が壊れないと分かったとき、いちばん深く落ち着けるようです。
花の季節と実りの季節、向かい合う位置の3月生まれとは、移ろいへの感じ方が近く、言葉が少なくても通じるとされます。始まりの月の4月生まれとは、見極める目と踏み出す力が補い合う、と読まれます。あとはふたりの時間しだいです。
10月の空気は輪郭をはっきり見せますが、その先の色までは教えてくれません。誕生月の読みも同じところで止まり、整えずに置いておきたい部分には手が届きません。
11月生まれ — 枯れ色の道を静かに歩く人
11月に生まれた方は、葉が落ちきって景色から色が減っていく季節に生まれています。余分なものが削がれた景色に落ち着きを覚える方が多く、人付き合いでも数を増やすより、少ない相手と深く続けるほうを選ぶとされています。感情を顔に出さないので最初は近寄りがたく見られますが、一度内側に入れた相手には驚くほど手を尽くします。落ち葉を踏む音しかしない道のように、静かな時間に強く、ひとりで長く考え続けても平気なところがあります。ただ、抱えられてしまうぶん抱えすぎ、限界まで誰にも言わずに来て、ある日ふいに糸の切れたようになることがあるようです。木枯らしの吹く日に、外へ出るより窓辺で本を開いていたくなる。その静けさが、この方の考える時間をつくっています。
想いを軽く扱われるのを何より嫌い、確かめるまで踏み込まないところがあるようです。冷たいのではなく、雑に扱われて傷つくのが怖い方です。一度心を許すと相手を深く覚え、関係が終わったあとも長く残ります。冬へ向かう道のように、進むほど気温が下がっても足を止めない誠実さがあり、それは相手にとって大きな安心になります。言葉の少なさを不安がらず、そばに居続けてくれる相手といるとき、はじめて表情がやわらぐとされています。
新緑と落葉、季節が真向かいの5月生まれとは、明るさと静けさが互いを補うとされます。夏の熱を持つ8月生まれとは、こちらが黙っているあいだも、あちらが場をあたためて待っていてくれる、と読まれます。相性は決定ではなく手がかりです。
限界まで言わずにいられるのは我慢強さではなく、静かな季節の耳が自分の音まで小さく拾ってしまうからのようです。11月の道から色が抜けるのと、たぶん同じ引き算です。
12月生まれ — 灯りの多い夜を締めくくる人
街の灯りが増えて、誰もが一年を締めくくろうと急ぎ足になる。12月に生まれた方は、その慌ただしい明るさの中で生まれています。終わりから逆算する感覚が身についていて、予定の全体を見て順番を決めるのが得意な方が多いようです。人の集まる場では自然と段取りを引き受け、気づけば全員の都合を覚えている。にぎやかさの中にいるのが好きな一方で、大晦日の静けさのような、締めくくったあとの空白を必要とする方でもあります。走り続けた年の終わりに一度すべてを手放すように、区切りをつけて置いていくのが上手で、それは冷たさではなく、次を始めるための身のこなしだと読まれます。始まりよりも締めくくりのほうへ気持ちの動きやすい方です。
想いを持つと段取りまで考えてしまうところがあり、相手のために先回りして整えるうちに、自分が何を望んでいたのか分からなくなることがあるようです。にぎやかに過ごしていても、夜がふけて人が帰ったあとの静けさで、急に心細さが来る方が多いとされます。関係にも区切りをつけたがるところがあり、答えの出ない曖昧な時間を長く持つのが苦手です。急かさずに、けれど言葉ではっきり示してくれる相手といるとき、いちばん安心して想いを預けられるようです。
灯りの季節と雨の季節、真向かいに立つ6月生まれとは、こちらの急ぎ足を静かに落ち着かせてもらえるとされます。秋の終わりに生まれた9月生まれとは、締めくくり方の呼吸が近く、曖昧さを残さずに進める、と読まれます。
12月の灯りが増えるほど消えた後の暗さは深くなるもので、締めくくりの上手な方がそのあとの何もない時間を欲しがるのも、同じ明るさの勘定のようです。